歯医者で働く、子どもを持つママ達のブログ

2024.02.14歯科衛生士のお仕事について

歯科衛生士とは、「歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図ることを目的とする」(歯科衛生士法第1条)職業のことです。

近年、歯の病気が全身の疾患に関わってくるということが判明しているので、歯科衛生士はとても注目されています。

国家資格がないと就けない仕事であるため、仕事内容も法律によって定められています。

歯科衛生士法によって定められた仕事は、以下の3つです。

 

①歯科予防処置

人が歯を失うのは、多くがむし歯と歯周病を原因とします。

そのむし歯と歯周病を予防するため、歯垢や歯石を除去したり、フッ化物の塗布をしたりします。

患者さんの歯を守るため、歯の状態などをよく確認しています。

歯科衛生士は、歯科予防処置の専門家でもあるのです。

 

②歯科診療の補助

歯科衛生士は、歯科医師と協力して診療にあたります。

歯科医師の診療を補助するだけでなく、実際に診療を担当することもあります。

患者さんと歯科医師のコミュニケーションを取りやすくし、信頼関係を築くこともしています。

 

③歯科保健指導

先ほど、むし歯や歯周病の予防のために歯垢や歯石の除去、フッ化物の塗布を行うと紹介しました。

むし歯や歯周病は生活習慣病の一種です。

もちろん歯科医院での予防、治療も大切ですが、患者さん自身が生活習慣を改善することや、家でのセルフケアもとても重要です。

歯科衛生士は、それを後押しするため、患者さんに専門的な指導を行います。

これは、年齢や持病、障がいのあるなしに関わらず、誰にも必要な支援です。寝たきりの方や、介護が必要な方にも重要であるといわれています。

子ども向けの食育や、高齢者向けの口腔トレーニングも新たに注目されてきています。

 

歯科衛生士は歯の病気を予防するため、歯科医師と協力してこのようなことをしています。

お子さんの歯のことに不安を抱えている親御さんも多いと思います。

いちば歯科医院では、大人の方だけでなく、お子さんの歯に関する相談も受け付けております。

お子さんへの歯磨きのトレーニングや、むし歯など歯の病気の説明なども行っています。

安心して相談できるような環境が整っているので、ぜひ当院へいらしてください。

 

・さいごに

歯科衛生士は、歯科医療の現場で活躍している不可欠な職業です。

歯科医師とともに患者さんの口腔内の健康を保つため、協力しています。

むし歯や歯周病を防ぐため、ご心配なことがある方は、歯科医師だけでなく、歯科衛生士をも頼ってみてください。