歯医者で働く、子どもを持つママ達のブログ

2022.04.26お子さんの定期検診について

こんにちは! 衛生士のながたです。

子供の歯の定期検診。どれくらいの間隔で行くのが良いのか悩ましいところですよね。
そもそも子供は定期検診必要なの?といろんな疑問が思い浮かんで来るかと思います。
今回はお子さんの歯の定期検診についてお話していこうと思います。

虫歯予防は、お家でのケアだけでは不十分なんです。
なので歯医者での定期検診が大切になってくると言えます。これは大人にもお子さんにも通じることです。
定期検診に通っていらっしゃる方こそ、お口の健康を保つことができるのです。
このようなことから、子供の頃から歯の定期検診には行っておいた方が良いと言えます。
さて、実際のところお子さんの定期検診はどのくらいの間隔で行くのがいいのでしょう?

大人の場合、定期検診には大体半年に1回の頻度で行くのが目安ですがお子さんの場合は、大体3ヶ月に1回の頻度が理想的だと言われています!
なぜこのようにお子さんの方が大人より、短い間隔で通うことが良いとされているのでしょうか?

理由として子供の歯は虫歯になりやすいということが挙げられます。乳歯は永久歯に比べて歯が薄く、質も弱いので虫歯が出来やすいのです。また永久歯に生え変わっても生え変わったばかりではまだ歯の質がしっかりとしていないため、虫歯になりやすくなってしまいます。
その為、短い間隔で定期的に通い、みてもらうことが大切だと言えるのです。
定期検診でブラッシング指導をしてもらうことで日々の歯磨きでの磨き残しが減りますし、定期的なフッ素塗布で虫歯予防をしてもらえます。
また先ほどお話したように、お子さんの歯は乳歯から永久歯へ生え変わりますよね。
生え変わりの段階で異常が見つかれば早めの対処が必要となるので、歯の生え変わりはこまめなチェックが必要になってきます。



まとめ

・子供の頃から歯の定期検診には通っておいた方が良い

・お子さんの定期検診は3ヶ月に1回の間隔で通うことが勧められている

・子供の歯は虫歯になりやすいため大人よりも短い間隔で通うことが勧められている

・虫歯予防や生え変わりをこまめにチェックしてもらうためにも定期検診には行っておいた方が良い

今回はお子さんの定期検診についてお話していきました。
子供だからまだ定期検診に行かなくてもいいのではないのです。むしろ子供だからこそ定期検診に行くことが大切だと言えるでしょう。
子供の頃から定期検診に通い、しっかり虫歯予防をしましょう。

2022.04.07子どもだけで虫歯予防できる?

歯科衛生士のふかまつです。

小学2年生(8歳)の息子の仕上げ磨きは今も継続して行っていますが、幼児の時と比べ毎日してあげることは難しくなりました。専門的な知識があっても、しっかり仕上げ磨きをしていても、私は家族に定期的に歯科を受診させるようにしています。

年に3回ほど医院に連れてきては、手磨きでは除去できない固まった汚れを歯科の機械を使ってしっかり落とし、フッ素で歯面をコーティングして、汚れの溜まりやすい溝はシーラント(予防処置)をしたり、と継続して専門的な管理をすることで虫歯のない状態を維持することができていると思うのです。

この6歳~12歳頃までの「混合歯列期」のガタガタ歯並びになると、歯の並びに段差ができるので食べたものが挟まりやすくなったり歯磨きがしにくくなったりと今まで以上に歯磨きが大変になっていきます。また歯茎を突き破って出てきた永久歯は完全に生え揃うまでの約1年間、歯のエナメル質がまだ成熟しきっておらず酸に弱いためすぐに虫歯になります。

そんな虫歯リスクの高まる6年間をこども一人で管理させるのは無理だと、子どもの時から虫歯が多かった私は断言できます。

家でフッ素入りの歯磨き剤を使って磨いていても、フロスや歯間ブラシでケアしていても、できるところには虫歯ができてしまうことを患者さんのお口の中で、そして自身の口の中で何度も体感しています。

仕上げ磨きができなかったり、自己管理に任せるしかない家族に定期的な歯科受診をさせることは、虫歯ゼロを目指す上で「大事なミッション」であると思っています。