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梅雨の気圧の変化で歯が痛くなる?

2025年05月15日

じめじめとした梅雨の時期に、なんとなく体調がすぐれなかったり、古傷が痛む方も多いのではないでしょうか。実は、「梅雨になると歯が痛くなる」という声もよく耳にします。今回は、梅雨の気圧の変化と歯の痛みとの関係についてご紹介します。

 

  • 気圧の変化と体への影響

梅雨の時期は、低気圧が続きやすくなります。気圧が下がると、私たちの体の内部にかかる外からの圧力も弱まります。その結果、体内のガスや液体が膨張し、痛みや違和感を感じやすくなるといわれています。これは「気象病」とも呼ばれ、頭痛や関節痛、古傷の痛みなど、さまざまな不調の原因になるのです。

 

  • 気圧の変化が歯に与える影響

歯の内部には「歯髄」と呼ばれる神経や血管が集まった組織があります。気圧の変化によって体内の圧力バランスが崩れると、この歯髄にも影響が及び、普段は感じない痛みや違和感が表面化することがあります。特にむし歯や歯周病などで歯にダメージがある場合、内部の組織が刺激を受けやすく、痛みが強くなる傾向があります。

 

また、過去に治療した歯でも根の先に小さな炎症が残っていると、気圧の変化でその部分が刺激され、痛みを感じることもあります。

 

  • このような症状が出たら要注意

梅雨時に次のような症状がある場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。

  • 何もしていなくてもズキズキ痛む
  • 温かいものや冷たいものがしみる
  • 噛んだときに違和感や痛みがある
  • 頬や歯ぐきに腫れを感じる

 

これらの症状は、むし歯の進行や根の病気、歯周病などが隠れている可能性があります。気圧による一時的な痛みと思い込んで放置すると、症状が悪化する恐れもあるため注意が必要です。

 

 

  • まとめ

梅雨の時期に歯が痛くなるのは、気圧の変化が体に影響を与えているためかもしれません。しかし、痛みが出るということは、歯に何らかの異常が起きているサインである場合も少なくありません。また、こうした状況を防ぐためにも、日頃から歯科検診を受けることが大切です。気になる症状があるときは、我慢せずに早めに歯科医院を受診しましょう。

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