歯周外科

細菌感染によってダメージを受けた歯周組織(歯を支える骨や歯肉)を健康な状態に回復させるために行う手術です。
自分の歯を残し、寿命を延ばすために行いますので、歯を失いたくないという希望をお持ちの方にはお薦めです。
ここでは一般的にどういう状態の時にどの手術を行うか簡単に説明します。
(症状が複雑な場合は、歯を部分的に動かしてから手術を行ったり、複数の手術を組み合わせたりする必要があります)
歯肉弁根尖側移動術(apically positioned flap)
目的
歯肉の幅を変えることなく歯周ポケットを除去する手術
適応
歯周ポケットが深い 主に5㎜以上の時
虫歯が歯茎より深い位置まで進んだ時
かぶせ物の高さを確保したい時
遊離歯肉移植術(free gingival graft)
目的
歯の周りに歯肉を造る手術
適応
歯の周りに歯肉がない、あるいはほとんどない時
結合組織移植術(connective tissue graft)
目的
歯肉の厚みを増大させる手術
適応
歯肉が下がり、歯根の一部が露出した時
再生療法(regenerative therapy)
目的
歯の周りの骨を再生させる手術
適応
垂直性の骨欠損
手術費用
費用:8~15万円
※1回の手術本数や範囲、使用する薬剤、骨移植材の量により変わります。