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寝起きの口臭にはどう対処する?

2024年09月15日

こんにちは、
医療法人志尊会 理事長の市場亮志です。

寝起きの口臭にはどう対処する?原因から徹底対策までわかりやすく解説!

朝起きた瞬間、「あれ?ちょっと口が臭う…」と感じたこと、ほとんどの人が経験していると思います。実は寝起きの口臭は、誰にでも起こる自然な現象です。しかし、中には強い口臭が続いてしまい、人前で話すのが気になる…という方も少なくありません。

なぜ寝起きになると口臭が強くなるのでしょうか?その主な理由は、睡眠中に唾液の分泌が大きく減るからです。唾液は私たちの口の中をキレイに保ち、細菌の繁殖を抑える働きがあります。つまり唾液が少なくなると細菌が増え、いや~な臭いを作り出してしまうのです。

今回は、そんな寝起きの口臭を軽減・予防するための対策を、歯科の視点からわかりやすく紹介していきます!

1. 寝る前の口腔ケアを徹底する

寝ている間は細菌が増えやすいため、就寝前の口腔ケアが最重要です。

丁寧な歯磨き

  • 歯と歯の間は特に汚れが残りやすい箇所

  • 歯ブラシだけで落とせる汚れは約60%と言われています

  • デンタルフロスや歯間ブラシを併用してプラークを徹底除去しましょう

舌のケアを忘れずに

  • 舌の表面に付く白い汚れ=「舌苔(ぜったい)」は口臭の大きな原因

  • 舌ブラシで奥から手前へ優しく磨きましょう

  • 強く擦ると逆に傷ついて細菌が増えるので注意

マウスウォッシュも選び方が大事

  • アルコールが強いものは、かえって口が乾燥しやすいことも

  • 保湿成分入り口臭予防に特化したものを選ぶと効果的

 

2. 就寝中の乾燥対策が鍵

唾液が少ない=細菌が増える
つまり、乾燥を避けるのが最大のポイントです。

寝る前にコップ1杯の水分補給

  • ただし、だらだらと飲むとむし歯リスクが上がるため「寝る直前に一杯」が◎

口呼吸を改善

  • 鼻づまりや歯並びが原因の場合も

  • テープで口を軽く留める口閉じテープも有効

加湿器で適度な湿度に

  • 乾燥が強いと口もカラカラに

  • **湿度50〜60%**を目安に保つのがおすすめ

 

3. 食生活の工夫も忘れずに

前日の晩ごはんも口臭に直結します。

夜遅くの食事は避ける

  • 食べかすが残ったまま寝てしまうと細菌が活発に

  • 就寝2時間前までに食事を済ませましょう

臭いの強い食材は控えめに
にんにく・ネギ・キムチなど
※胃から血流を通って再度口へ上がってくるため、歯磨きだけでは防げない!

お酒の飲みすぎにも注意

  • アルコールは乾燥を引き起こすため、口臭が強くなりやすいです

4. 寝起きにできる簡単ケア

  • 水を飲む → 唾液分泌が復活!

  • 起きたらまず歯磨き・舌磨き

  • 口が乾いている時はガムやタブレットで唾液を促す

 

5. それでも改善しない場合は?

実は強い口臭の原因には、
むし歯・歯周病・ドライマウス・舌の異常・鼻や喉の疾患
など、病気が関係していることもあります

3ヶ月〜半年ごとの歯科検診を受けて、
お口全体の健康状態を確認しましょう。

 

 

まとめ

寝起きの口臭は、
「口腔ケア」「乾燥対策」「食生活の習慣改善」ができればしっかり予防できます!

明日の朝をもっと爽やかにするために、
今日からできる対策を始めてみてくださいね。

 

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