スーパーTC育成塾 修了
2020年10月20日
今年の2月にスタートしたスーパーTC育成塾も、先月で最終回(全3回)を迎え無事修了しました。
出される課題の量にヒィヒィ言いながら、参加者3名(私とスタッフ2人)全員一つも欠けることなく全提出しなんとかやり遂げました。
そして、つい先日修了証が届きました。 ♪ (^0^)/
このセミナーに参加する前に、医院全体で患者さんへの説明力をアップするという目標を立ててこのセミナーに参加しました。
今回はTCセミナーで学んだ内容の中から補綴コンサルにスポットを当てたいと思います。
当院で治療を受けたことがおありの方はご存知かもしれませんが、当院では被せ物の型取りをする前に、いろいろな被せ物の特徴を説明して、その中からご希望の物を選んでいただくというステップを踏んでいます。
それが補綴コンサルです。
なぜこれが必要かというと‥
患者さんには自分の口の中に入れるものがどういう性質を持っているのかちゃんと知ってほしいからです。
そして、自分の歯のために良い選択をしてほしいからです。
かぶせには保険と保険外治療がありますが、全くの別物です!
保険のかぶせがどれほど歯を守れないか説明するのに、百文は一見にしかずですので、この類の写真は山ほどありますが一部ご紹介します。
1、検診で来られた患者さんの奥歯です。
保険治療の金属が詰まっていました。
痛みは訴えておられませんでしたが‥
詰め物を外すとこの通り( ̄◇ ̄;)
治療前はどこが虫歯?と思いますが、小さな隙間から虫歯が中に進行していました。
2、こちらの患者さんも痛みはなく、歯の掃除をして欲しいと来院されました。
奥歯が虫歯になってますよというと
「え〜! どこですか?」とご本人も全く気付いてない様子。
奥歯2本に詰まっていた保険のレジン充填を外すとこの通り σ^_^;
3、こちらの患者さんは、歯茎が黒くなってきたのを気にして来院されました。
痛くはないとのことでしたが、かぶせを外すと‥
抜歯寸前のところまで虫歯が進んでいました。( ̄◇ ̄;)
これはほんの一部です。
正直申しますと、保険治療の被せ物はこんなのばっかりです。
もともと適合が悪い上に接着剤も弱いので、すぐ隙間ができ3年も経つと虫歯になってしまいます。
これをほぼ毎日見ているうちのスタッフは誰一人自分の治療に保険治療をしていません。
日本の保険制度は、一旦噛めるようにはしてくれますが、長持ちはさせてくれません。
補綴コンサルではそういったことを詳しく説明し、納得の治療を受けていただくためのお手伝いをしています。
今回は補綴コンサルにスポットを当てましたが、当院ではその他にも、矯正やインプラント、歯周病治療、ホワイトニングなどたくさんの治療があり、そのひとつひとつにしっかりとした説明を行っております。
これからの時代、歯科ではTC(トリートメントコーディネーター:医院と患者様の架け橋となる役割)の存在が非常に大きくなってきます。TCを置いている歯科医院はまだまだ少ないので、他の歯科医院との違いを知っていただけると思います。