歯ブラシ、定期的に交換していますか?
2024年11月13日
こんにちは、
医療法人志尊会 理事長の市場亮志です。
歯ブラシ、定期的に交換していますか?
毎日の歯磨きに欠かせない歯ブラシ。お口の中をきれいにしてくれる頼もしいアイテムですが、その歯ブラシ自体が汚れていたり傷んでいたりしては、本来の効果を十分に発揮できません。むしろ、きちんと磨いているつもりでも、知らず知らずのうちに汚れを残してしまったり、細菌をお口の中に戻してしまうリスクもあります。今回は、歯ブラシの正しい洗浄方法や保管方法、交換の目安について詳しくお伝えします。
■歯ブラシの洗い方
お口の中には常に多くの細菌が存在しており、歯ブラシには磨くたびに汚れや細菌が付着します。使用後の歯ブラシをそのままにしておくと、ブラシの毛の間に細菌が増え続けてしまうため、次に使うときには不潔な状態になってしまいます。
使用後は、強めの流水でしっかりと洗いましょう。毛先だけでなく、ブラシの根元部分にも汚れが溜まりやすいため、いろいろな角度から水を当て、汚れや歯磨き粉をしっかりと洗い流すことが大切です。
石鹸や熱湯消毒は毛の劣化を早めることもありますので、基本的には“水でしっかり流す”ことがポイントです。
■歯ブラシの保管方法
洗った後の扱いにも注意が必要です。
水分が残ったままの状態は、雑菌繁殖の温床。清潔なタオルやティッシュで軽く水気を取り、できるだけ早く乾燥させるようにしましょう。
また、歯ブラシ同士の接触にも注意です。ご家族が同じ場所で歯ブラシを保管していると、毛先が触れ合い、細菌が移ってしまう可能性があります。コップに何本もまとめて入れるのではなく、一人ひとつのスタンドを使う、もしくは毛先が接触しないように配置する工夫をしましょう。
フタ付きのケースは持ち運びには便利ですが、湿気がこもりやすいので、普段使いでは避け、基本は風通しの良い場所で立てて保管するのがおすすめです。
■歯ブラシの交換時期
「まだ使えるから…」と同じ歯ブラシを使い続けていませんか?
毎日使うと毛先は少しずつ広がり、コシも弱くなっていきます。毛先が広がったブラシでは、歯の表面にしっかりと当たりにくくなり、磨き残しが増える原因に。
一般的には1日3回使用で1カ月に1本の交換が目安です。
月数が経っていなくても、毛先が広がってきたら交換しましょう。交換のタイミングは「毛先の広がり」が最も分かりやすいサインです。
もし1〜2週間ほどですぐに毛先が開いてしまう場合は、力を入れすぎて磨いている可能性があります。強い力でゴシゴシ磨いても汚れは落ちにくく、歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。力加減に心配があれば、歯科医院でブラッシング指導を受けることも大切です。
まとめ
毎日の歯磨きでお口の健康を守るためには、歯ブラシ自体を良い状態で使うことが欠かせません。
正しく洗って清潔に保ち、定期的に交換して、気持ちよく効果的な歯磨きを続けていきましょう。歯ブラシの選び方や磨き方でお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。







