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認知症と歯の関係

2020年08月31日

私事ですが、最近人の名前が思い出せなくて これちょっとやばいんかなと思いネットで調べてみました。

「人の名前」と打ったら自動で「人の名前 思い出せない」が勝手に候補で上がってきて、結構調べてる人多いんやな〜思いながらいろいろ見てみました。

結論から言うと別に問題なしでした。 あ〜良かった(^^;

いい機会なので、今回勉強できた認知症と歯との関係についてここでお話ししたいと思います。

 

「認知症」  今かなり社会問題になってますね。

厚生労働省は2025年には65歳以上の5人に一人、約730万人が認知症になると試算しています。

近年では、親になって欲しくない病気としてガンや心臓病を押しのけて、認知症が1位になっているほどです。

実際のところ、50代以上の方にとって認知症はとても身近な病気になってきています。

 

 

「認知症になりやすい人」と「なりにくい人」の違い

35歳という年齢が一つのターニングポイントで、その年齢を過ぎると脳には認知症の原因物質が溜まりやすくなります。その原因物質というのがアミロイドβという脳のゴミです

アミロイドβは年齢に関わらず誰でも脳で作られているものですが、特に歯周病に罹患している人は脳内のアミロイドβの量が多いことがわかっています。

それに加え35歳を過ぎると脳血流量が減る傾向にあるため、アミロイドβを脳から排出する機能が低下してくるのです。実際認知症になった人は、正常な人の25倍のアミロイドβを溜めていると言われています。

まず歯周病脳血流量が認知症の発症と大きく関わっていることがポイントです。

 

そのほかに興味深いデータがあります。

東北大大学院のグループが70歳以上の高齢者を対象におこなった調査によると「脳が健康な人」の歯は平均14、9本でしたが、「認知症疑いあり」と診断された人は9、4本でした。

つまり残っている歯が少ない人ほど認知症になりやすいことが明らかになったのです。

これには歯根膜という歯の構造が大きく関わっています。歯の下には歯根膜と呼ばれるクッションがあって、物を噛むたびにこのクッションに加わる圧力が血流を勢いよくさせるポンプのような役割を果たし、脳に血液を送り込むわけです。

 

ということは歯がたくさん残っている人ほど脳血流量が多く、脳機能が正常で認知症になりにくいということです。

リスクを下げるには?

先ほど35歳がターニングポイントとお話しましたが、このタイミングである習慣を身につければ認知症発症リスクを一気に下げることができます。

それは「歯のケア」です。

重要なことは脳の老化を止めたければ歯を守ることです。

 

歯のケアで脳のゴミを減らすメカニズムは2つあります。

1 歯磨きや定期清掃で歯周病菌を徹底的に減らすこと。

 歯周病菌を減らせば、脳のゴミの発生そのものを抑えることができます。

2 同じく歯磨きや定期清掃で歯周病を予防してたくさんの歯を温存すること。

 噛むことで歯の根本にある歯根膜のポンプをプッシュして、勢いよくどんどん脳に血液を送り込むことで脳内アミロイドβを押し流すことができます。


歯を守ることが認知症予防につながるんですね!

脳も体もいつまでも健康でいられるように、35歳を過ぎたら歯のケアを習慣にしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※参考文献 「脳の老化を止めたければ歯を守りなさい」長谷川嘉哉著

 

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