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インプラント歯の無いところに人工の歯を入れる治療です

インプラントとは

歯がなくなってしまった部分の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。
人工の歯にはすべてセラミックを使用しますので、見た目にも美しく、歯茎との相性も良好です。

インプラントメーカー

当院では3i社(本社アメリカ)のインプラントを使用しています。 インプラントのメーカーは世界で100社くらいありますが、3i社はノーベルバイオケア社(スェーデン)、ストローマン社(スイス)などと並び世界でも有数のシェアを誇るインプラントメーカーです。

3iインプラントの特徴

生体親和性が高い
口の中の組織とよくなじみます
成功率が高い
長期にわたって使用していただけます
精度が高い
上部構造(かぶせ物)との適合が非常に良好です

インプラントと他の治療法との比較

歯が喪失した場合の治療法には、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3種類があります
患者さんのお口の状態によってもっと挙げられる点はあるかもしれませんが、それぞれの主な利点、欠点を挙げてみましょう

  費用 欠点
インプラント
  • 機能的、審美的に最も天然歯に近い仕上がり
  • 他の歯を削らなくてもよい
  • 残った歯に負担がかからない
    (自分の歯の寿命が延びる)
  • 治療費が高い
  • 手術が2回必要
  • 治療期間が長い
ブリッジ
  • 保険適用
    (ただし設計によっては保険外)
  • 固定式のため義歯ほどの違和感はない
  • セラミック等を使えば自然な仕上がり
  • 隣接する歯を削らなくてはならない
  • 発音時に空気がぬけるなどの違和感あり
  • 欠損形態によっては治療不可能
    (喪失歯が多く残存歯がしっかりしない等)
  • 支える歯に過剰な負担がかかる
入れ歯
  • 保険適用
  • 治療期間が最も短い
  • どんな欠損形態でも可能
  • 違和感が最も大きい
  • 噛むときに安定しない
  • 味覚がかなり妨げられる おいしくない
  • 力を入れて噛めない
    (歯があった時の1/3ほどの力しか出ない)

どれをとっても一長一短で、すべての条件を満足させる治療法はありません。
これを見ると天然歯を失うことがどれほどの損失かよくおわかりいただけると思います。
ただ、費用や治療期間を気にしないなら、インプラントが一番快適な食生活を送れる治療法だと思います。

インプラント治療の流れ

大きく分けて左の4段階があります
1.インプラント前準備
治療前の必要な検査を行います
2.インプラント手術
2回の手術を行います
3.上部構造製作
かぶせものの製作です
4.メインテナンス
定期的なチェック

詳しい流れ

1.インプラント前準備

① 診査
歯並びの型採り、写真撮影、レントゲン撮影
② CT撮影
インプラントの適切な方向や長さ、太さを決定するために必要です。
③ 治療説明
解析結果をコンピューターグラフィックで説明いたします。

2.インプラント手術

① 一次手術
インプラント体を骨の中に埋め込む
② 二次手術
一次手術後 4~6ヶ月経って頭出し手術を行います

3.上部構造製作

二次手術後 2~3ヶ月経って製作に入ります。

  1. ① かぶせの型採り
  2. ② 適合、かみ合わせのチェック、色あわせ
  3. ③ 装着

4.メインテナンス

インプラントが長期にわたって機能するようにブラッシング指導と定期検診を行います。

インプラント手術を動画でご説明します。

当院でのインプラント手術

当院でのインプラント治療(一例)

  • 治療前
  • 治療後
  • 治療前
  • 治療後
治療内容
左下67 欠損に対してインプラント治療を行った症例
部分床義歯を使用していたが、どうしても慣れない上にしっかり噛むことができないためインプラント治療を希望
メリット
  • 機能や見た目がほぼ天然歯と同じ
  • 違和感がなく快適
  • 他の歯を傷めない(入れ歯やブリッジは他の歯を支えにする必要がある)
デメリット
  • 手術が2回必要であり、術後は痛みや腫れを伴う
  • 治療期間が8ヶ月程度かかり、すぐに噛めるようになるわけではない
  • メンテナンスが悪いとインプラント脱落に繋がる
費用
インプラント1本あたり
  • 一次手術 15万
  • 二次手術 10万
  • 上部構造(土台+セラミック冠) 20万
この患者様は2本治療したため トータル90万

インプラントに関するQ&A

Q1. インプラント治療は痛いですか?
手術中は局所麻酔をかけますので、痛みはありません。
術後は多少痛みますが、鎮痛剤を服用すれば問題ありません。
中には飲まなくてもよかったという方もおられます。
Q2. インプラントは第二の永久歯ですか?
インプラントは体にとってあくまでも異物ですから、生体の器官である永久歯と一緒のものと考えることはできません。わかりやすいようにこのような表現を用いることがありますが、あえて表現するなら永久歯代替人工歯根といったところでしょう。
Q3. インプラント治療の適応年齢は?
成長発育が終わった若年者から傷の治りが普通通り期待できる年配の方まで可能です。
一般的に女性は16歳以上 男性は18歳以上と言われています。
上限は個人差があり特に何歳までという制約はありません。
Q4. インプラントができない人はいますか?
出血を伴う手術に耐えられない、傷が正常に治らない病気にかかっている方はインプラント治療を避けたほうが適切です。
Q5. 骨粗鬆症でも可能ですか?
可能です。
しかしビスホスホネート製剤を服用されている方は骨の治癒が起きませんので避けたほうが良いでしょう。
Q6. 糖尿病でも可能ですか?
血糖値のコントロールができていれば可能です。
Q7. 喫煙者には無理ですか?
無理ではありませんが、失敗のリスクが高まります。
特に手術直後は絶対禁煙になります。
Q8. 血液検査は必要ですか?
基本的には必要です。全身状態に問題がないかどうか確認してオペをするなら、安全性も高まります。
Q9. インプラントが成功しなかった場合はどうするのですか?
すぐ除去しなければいけません。除去したあと骨が治ってから再度インプラントすることも可能です。
Q10. インプラントは医療費控除の対象になりますか?
なります。
健康保険は使えませんが、医療費控除の対象になっていますので、領収書は大切に保存しておいてください。
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