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インプラント歯の無いところに人工の歯を入れる治療です

インプラントをお考えの方へ

医療法人 志尊会
鶴見矯正ペリオインプラントセンター 
いちば歯科医院  理事長・院長 市場亮志

当院でインプラント治療を考えておられる方に、私のインプラント治療に対する思いをお伝え致します。すこし長文になりますが、重要な内容ですので是非お読みください。 4分ほどで読めます。

インプラント治療は欠損した歯の機能を回復する治療として知られています。一昔前は入れ歯やブリッジなどを用いて失った歯を補うという治療法しかありませんでしたので、ブリッジのために削った歯を傷めたり、入れ歯の支えになっていた歯がダメになってしまった、あるいは噛み心地が悪いため使用しなかったりなどで余計に口腔内の状態が悪くなり、患者様のQOL向上とは程遠い結果になる場合も少なくありませんでした。

その点インプラントは、ほぼ天然歯と同じような感覚で噛むことができ、他の歯を傷めたり装置を取り外したりすることもないので非常に優れた欠損補綴治療といえます。
しかし多くの方々が持っているインプラント治療へのイメージは決して良いとはいえません。
「手術が怖い」
「治療期間が長い」
「痛みや腫れがでるので気が進まない」
「知り合いがインプラントしたが、痛みでもう大変だったそうだ」
などというお声もよく聞きます。

実際当院でも、どうしてもインプラントに踏み切れず入れ歯やブリッジにされた方は多くいらっしゃいますし、インプラントに対する恐怖心をもつのは普通だと思います。
しかし、インプラントに対するネガティブキャンペーンや根拠のないマイナスの情報に流されてしまって必要以上に恐怖心が植え付けられ、インプラント治療の素晴らしさを経験できないのは非常にもったいない話です。

当院でインプラント治療をされた患者様は、皆さんがインプラント治療の結果に満足されています。
「もっと痛むと思っていたので逆に拍子抜けしました」
「もう何でも食べれます」
「こんなことならビビらずにもっと早くやってもらえば良かった」
これらは患者様のお声の一部ですが、皆様異口同音に「やって良かった」と言われています。
これらの患者様がたの評価は、私が真剣にインプラント治療に取り組み、噛めるということの素晴らしさを知ってほしいという思いで努力し続けてきた結果だと自負しております。

インプラントは臨床応用されてまだ30年ほどしか経っていない比較的新しい治療法ですが、その術式やオペ技術をはじめ、インプラントの材質や補綴ツールなど、日進月歩でどんどん新しくなっています。私がインプラント治療を始めた2008年当時にはなかった考え方や治療法が現在では開発され、それがスタンダードな方法になるなど、インプラントを行う歯科医師は世界の潮流に遅れないように日々情報を収集し、技術の研鑽に努めないと患者様に喜ばれる治療結果を提供することができません。

手前味噌にはなりますが、私はこのインプラント技術をマスターするために、何度も海外研修をはじめ国内のセミナーにも数多く出席し、インプラントの指導医の先生のオペを何度も見学し、数え切れないほどの症例検討も行なってきました。インプラントをマスターするためにかけた時間や費用は相当なものだと思っております。そしてそれは今後も続けていく予定です。それは当院でインプラント治療をしようと決めてくださった患者様へ良いものを提供したいという思いと、向上心を持って継続的に学び続けることは歯科医師としての責任だと感じているからです。

その思いのもとインプラント治療を続けておりますので、当院でもインプラント導入当初と比べて術式も変化しています。10年以上前の話にはなりますが、当時は術後に痛みや腫れもありましたし、治療期間も最短で8ヶ月はかかっていました。骨造成術などを行なった場合は1年以上かかることも少なくありませんでした。しかし現在では、患者様への負担が少ない『4Sコンセプト』のもと、複雑な手技なしで痛みも非常に少なく短期間で終了できるインプラント治療を行なっております。 

インプラント治療は費用もかかりますので、悩まれるのは当然だと思います。しかしメリットも非常に大きい治療法ですので、きっとご満足いただけると思います。
「インプラントを考えているけど、どこで治療すればいい?」など疑問点もたくさんあると思います。気になることや悩んでいることがあれば是非当院のインプラント無料カウンセリングをお受けください。疑問点や不安点などをすべて解消し、安心してインプラント治療に臨んでいただけるようサポート致します。

4Sコンセプトとは

インプラント抜歯即時埋入の第一人者である林揚春先生が提唱された「患者目線のやさしいインプラント治療」の考え方です。

  • Simple
  • Short
  • Safe
  • Small

の頭文字をとって4Sコンセプトです。

この方法を取り入れてから、私自身も患者様に非常にメリットの大きい治療法だと感じております。
骨質や骨量に応じたインプラント埋入窩の形成、インプラントを使用することで既存の骨を最大限に利用した、シンプルで低侵襲でかつ短期間のインプラント治療が可能になりました。
この方法なら抜歯したその日にインプラントを埋入し、条件がよければ仮の歯までその日のうちに入れることができます。痛みも非常に少なく、ほとんどのケースが完成まで3~4ヶ月という短期間なので患者様に非常に喜ばれています。

インプラントとは

歯がなくなってしまった部分の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。
人工の歯にはすべてセラミックを使用しますので、見た目にも美しく、歯茎との相性も良好です。

インプラントメーカー

当院では3i社(本社アメリカ)のインプラントを使用しています。 インプラントのメーカーは世界で100社くらいありますが、3i社はノーベルバイオケア社(スェーデン)、ストローマン社(スイス)などと並び世界でも有数のシェアを誇るインプラントメーカーです。

3iインプラントの特徴

生体親和性が高い
口の中の組織とよくなじみます
成功率が高い
長期にわたって使用していただけます
精度が高い
上部構造(かぶせ物)との適合が非常に良好です

インプラントと他の治療法との比較

歯が喪失した場合の治療法には、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3種類があります
患者さんのお口の状態によってもっと挙げられる点はあるかもしれませんが、それぞれの主な利点、欠点を挙げてみましょう

  費用 欠点
インプラント
  • 機能的、審美的に最も天然歯に近い仕上がり
  • 他の歯を削らなくてもよい
  • 残った歯に負担がかからない
    (自分の歯の寿命が延びる)
  • 治療費が高い
  • 手術が必要
ブリッジ
  • 保険適用
    (ただし設計によっては保険外)
  • 固定式のため義歯ほどの違和感はない
  • セラミック等を使えば自然な仕上がり
  • 隣接する歯を削らなくてはならない
  • 発音時に空気がぬけるなどの違和感あり
  • 欠損形態によっては治療不可能
    (喪失歯が多く残存歯がしっかりしない等)
  • 支える歯に過剰な負担がかかる
入れ歯
  • 保険適用
  • 治療期間が最も短い
  • どんな欠損形態でも可能
  • 違和感が最も大きい
  • 噛むときに安定しない
  • 味覚がかなり妨げられる おいしくない
  • 力を入れて噛めない
    (歯があった時の1/3ほどの力しか出ない)

どれをとっても一長一短で、すべての条件を満足させる治療法はありません。
これを見ると天然歯を失うことがどれほどの損失かよくおわかりいただけると思います。
ただ、費用や治療期間を気にしないなら、インプラントが一番快適な食生活を送れる治療法だと思います。

インプラント治療の流れ

1.術前診査
口腔内写真撮影、歯型採り、レントゲン撮影、CT撮影、必要に応じて血液検査などを行います。
特にインプラントをするにあたりCTによる術前診査は必須となっています。インプラントを入れる予定の部分にどれだけの骨があるか、神経は近くに通ってないか、インプラントの太さや長さはどれが適正かなど、診査することは非常に多くありますが、CTは有益な情報をたくさん与えてくれます。これによって安全、安心のインプラント手術が可能になります。
2.治療内容の説明
歯型模型や写真、CT画像を用いてインプラント治療の流れを詳しく説明させていただきます。
どこにどのサイズのインプラントをいれるか、骨が足りない場合はどこに骨を足すか、どういうことに注意して手術をするのか、被せ物の種類やトータルの費用などをご説明致します。この時にわからないことや不安なこと何でもおっしゃってください。患者様が安心してインプラント治療に臨めるように誠実かつ丁寧に対応させていただきます。
3.インプラント手術
以前は1次手術(埋入)、2次手術(頭出し)と2回の手術を行っていましたが、現在は手術はほぼ1回で行っております。(埋入と頭出し同時)
骨の状態やインプラントの初期固定の状態により2回に分けることもあります。 
手術は隔離したオペ室にて行います。インプラント手術において重要なことは感染を防ぐことです。当院ではオペ専用の個室があり、オペ着やマスク、グローブは個別に滅菌されたものを使用しております。チェアーやドクターテーブル、その上におく全ての機器や器具もしっかり滅菌されていますのでどうぞ安心して手術をお受けください。
4.上部構造製作
手術後2〜3ヶ月経って被せ物の製作に入ります。型採りは口腔内カメラ(スキャナー)を用いて行います。概ね型採りから10日ほどで被せ物が完成します。
5.メンテナンス
インプラント治療は被せ物が入ったら終わりではありません。インプラントが長期にわたって安定した機能を発揮するにはメンテナンスが欠かせません。手入れが不十分だと炎症が起こりインプラント周囲の骨が溶けてしまうこともあります。せっかく高い費用を払って手術までうけてインプラント治療したのに、残念な結果を招きたいとは思わないはずです。定期的なメンテナンスでいつまでも噛める素晴らしさを維持していきましょう。

インプラント手術を動画でご説明します。

当院でのインプラント治療(一例)

  • 治療前
  • 治療後
  • 治療前
  • 治療後
治療内容
左下67 欠損に対してインプラント治療を行った症例
部分床義歯を使用していたが、どうしても慣れない上にしっかり噛むことができないためインプラント治療を希望
メリット
  • 機能や見た目がほぼ天然歯と同じ
  • 違和感がなく快適
  • 他の歯を傷めない(入れ歯やブリッジは他の歯を支えにする必要がある)
デメリット
  • 手術が2回必要であり、術後は痛みや腫れを伴う
  • 治療期間が8ヶ月程度かかり、すぐに噛めるようになるわけではない
  • メンテナンスが悪いとインプラント脱落に繋がる
費用
インプラント1本あたり
  • 一次手術 15万
  • 二次手術 10万
  • 上部構造(土台+セラミック冠) 20万
この患者様は2本治療したため トータル90万

インプラントに関するQ&A

Q1. インプラント治療は痛いですか?
手術中は局所麻酔をかけますので、痛みはありません。
術後は多少痛みますが、鎮痛剤を服用すれば問題ありません。
中には飲まなくてもよかったという方もおられます。
Q2. インプラントは第二の永久歯ですか?
インプラントは体にとってあくまでも異物ですから、生体の器官である永久歯と一緒のものと考えることはできません。わかりやすいようにこのような表現を用いることがありますが、あえて表現するなら永久歯代替人工歯根といったところでしょう。
Q3. インプラント治療の適応年齢は?
成長発育が終わった若年者から傷の治りが普通通り期待できる年配の方まで可能です。
一般的に女性は16歳以上 男性は18歳以上と言われています。
上限は個人差があり特に何歳までという制約はありません。
Q4. インプラントができない人はいますか?
出血を伴う手術に耐えられない、傷が正常に治らない病気にかかっている方はインプラント治療を避けたほうが適切です。
Q5. 骨粗鬆症でも可能ですか?
可能です。
しかしビスホスホネート製剤を服用されている方は骨の治癒が起きませんので避けたほうが良いでしょう。
Q6. 糖尿病でも可能ですか?
血糖値のコントロールができていれば可能です。
Q7. 喫煙者には無理ですか?
無理ではありませんが、失敗のリスクが高まります。
特に手術直後は絶対禁煙になります。
Q8. 血液検査は必要ですか?
基本的には必要です。全身状態に問題がないかどうか確認してオペをするなら、安全性も高まります。
Q9. インプラントが成功しなかった場合はどうするのですか?
すぐ除去しなければいけません。除去したあと骨が治ってから再度インプラントすることも可能です。
Q10. インプラントは医療費控除の対象になりますか?
なります。
健康保険は使えませんが、医療費控除の対象になっていますので、領収書は大切に保存しておいてください。
TIME
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金曜 ★:15:00-18:30

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